「バーモントカップって、フットサルの大会だよね?」
「なんでサッカーチームがフットサルの大会に出るの?」
「応援に行くけど、サッカーと何が違うのかよく分からない…」
奈良県でサッカーを頑張るお子さんを持つ保護者の皆さん、こんにちは!
春から初夏にかけて開催される「JFA バーモントカップ 全日本U-12フットサル選手権大会」。小学生年代におけるフットサルの日本一を決める、非常に権威のある大会です。
今回は、このバーモントカップが持つ魅力と、サッカー少年たちがこの大会に挑戦する本当の理由について、分かりやすく解説していきます!この記事を読めば、体育館での熱戦を10倍楽しめること間違いなしです!
(ここにアイキャッチ画像を挿入)
【アイキャッチ画像のイメージ】体育館の明るい照明の下、フットサルコートで少年が低い姿勢でボールをコントロールしている。相手選手がすぐ目の前に迫り、一対一の緊迫した瞬間。背景にはチームメイトや観客席が少しぼけて写っており、スピーディーでインドアなフットサルの雰囲気が伝わる一枚。
Contents
「バーモントカップ」とは?―フットサルNo.1を決める戦い
まず、この大会の概要をおさらいしましょう。
- 位置づけ: 小学生年代のフットサルの全国大会。サッカーでいう「全日(全日本U-12サッカー選手権大会)」のフットサル版です。
- 開催時期: 奈良県大会は例年、5月~6月頃に開催されます。
- 目標: 県大会で優勝したチームは、夏に東京で開催される全国大会への出場権を獲得します。全国の強豪とフットサルで真剣勝負ができる、夢の舞台です。
サッカーと違う!フットサルの3つの魅力
「フットサルって、ミニサッカーでしょ?」と思われがちですが、実は全く異なる魅力を持つスポーツです。
1. 息つく暇もない!スピーディーな攻守の切り替え
サッカーコートよりはるかに狭いため、ボールがゴールからゴールへと目まぐるしく移動します。選手たちは常に攻守に関わり続け、一瞬の気の緩みが失点に直結。このスピーディーな展開が、フットサル最大の魅力です。
2. “足元の技術”が勝敗を分ける
狭いスペースでは、ごまかしが効きません。相手に囲まれてもボールを失わないボールコントロール、一瞬で相手を抜き去るドリブル、そして正確なパス。特に、弾みにくいフットサルボールを自在に操る**「足の裏」の使い方が**非常に重要になります。選手のテクニックが、より際立って見えるスポーツです。
3. 奥深い「戦術」と「セットプレー」
ラインを割った後の再開は、スローインではなく「キックイン」。このキックインから、あらかじめ決められたサインプレーでゴールを狙うなど、戦術的な駆け引きが非常に面白いスポーツです。選手の配置や動き方一つで、試合の流れがガラリと変わります。
【保護者のギモン】なぜサッカーチームがフットサルに取り組むの?
これこそが最大のポイントです。多くのチームが、サッカー選手としての成長を加速させるために、戦略的にフットサルに取り組んでいます。
- ① 判断力が劇的に向上する!
常に相手が近くにいる状況でプレーするため、「パスを出すのか、ドリブルするのか」「シュートを打つのか」といった判断を、コンマ数秒で下さなければなりません。この経験が、サッカーのピッチに戻った時に、プレーの“余裕”を生み出します。 - ② ボールコントロール技術が磨かれる!
先述の通り、足元の技術、特に狭い場所でボールを扱う能力が格段に向上します。フットサルを経験した選手は、サッカーでも相手に囲まれた時に慌てず、落ち着いてプレーできるようになります。 - ③ 守備意識と戦術理解度が高まる!
5人しかいないため、1人が守備をサボると即ピンチに。全員が常に守備意識を持つことが徹底されます。また、約束された動き(サインプレーなど)を実践することで、チームとして戦うための戦術理解度が深まります。
まとめ
「バーモントカップ」は、単なるフットサルの大会ではありません。それは、お子さんがサッカー選手として**“もう一段階上のレベル”**へ進化するための、最高のトレーニングの場であり、成長の起爆剤なのです。
普段のサッカーの試合とは少し違う、スピーディーでテクニカルな戦い。そして、そこでお子さんが見せる新たな一面。ぜひ体育館に足を運び、その熱戦に大きな声援を送ってあげてください!
(注) 最新の大会日程や結果の詳細は、必ず「一般社団法人 奈良県サッカー協会」の公式ウェブサイトをご確認ください。