小学生サッカーの頂点はU-12日本代表選出かと思います。
各家庭ごとに目指すところは違うかと思いますがU-12の日本代表への道のりを見ていただくことで、全体像がつかめればと思いまとめてみました。

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U-12日本代表は「JFA全日本U-12サッカー選手権大会」から選出
U-11以下の代表ははナショナルトレセンの選抜メンバーから選ばれますが、U-12は「JFA全日本U-12サッカー選手権大会」から選出されます。
そのため自分一人がうまいだけではなく、所属チームを奈良県予選突破させるだけの実力・人間力を身につける必要があります。
トレセン(トレーニングセンター)とは?
チーム・組織の垣根を越えて優秀な選手の発掘育成を目的にしたJFAの取組であり、より高いレベルでサッカーを学ぶ機会が得られます。
「地区トレセン」→「47都道府県トレセン」→「9地域トレセン」→「ナショナルトレセン」とカテゴリがあり。
奈良県のサッカー選手であれば「地区トレセン」は無いため、「奈良県トレセン(北部・南部)」→「関西トレセン」→「ナショナルトレセン」という道のりになります。
U-12以下の場合には身体・心・技術ともに成長速度がまちまちな為、随時推薦に基づく追加招集が行われます。
トレセンの選考(セレクション)・追加招集
セレクションは、各トレセンごとに100名ほどの選手が推薦を基に集まり30名~40名が選出される形です。
ただU-12という不安定な年代であることから、セレクションで落ちた場合であっても目覚ましい成長や活躍を見せた選手が追加で招集されることがあります。
セレクションに落ちたからと言ってあきらめず、目の前のサッカーに全力で取り組む姿勢が常に求められます。
ナショナルトレセンへの選出
日本代表に選ばれるためには「奈良県予選の突破」が必須とは言えども、そもそもナショナルトレセンに選出されるだけの実力がなければいくら全国大会に出場を果たしても日本代表に選出されるのはかなり困難といえます。
「ナショナルトレセン」に選出されるためには「関西トレセン」に選出され結果を残し「推薦」される必要があります。


「関西トレセン」への選出
関西中から我こそはという猛者たちが集う「チャレンジの場」です、ここから上のナショナルトレセンに呼ばれるためには、「実力」はもちろん「運」も大切になってきます。
小学生という、その日ごとにムラがある世代である以上、御幣や矛盾があるかもしれませんが「関西トレセン」に選ばれている時点で「ナショナルトレセン」「日本代表」に推薦されるレベルに近づいていると考えてよいと思います。
「関西トレセン」に選出されるためには「奈良県トレセン」に選出され結果を残し「推薦」される必要があります。
「奈良県トレセン(北部・南部)」への選出
奈良県トレセンのセレクションは「所属チーム」からの推薦で参加できます確か、フィールドプレイヤー3~4人・ゴールキーパー1名だった気がしますが、強豪チームだとそれ以上の参加があったはずなので明確なルールはないのかもしれません。
ともかくチーム内での中心選手になっている必要があり、「日々の練習への熱意」や「将来性への期待」も条件に入ります。
またトレセン参加のためには、「交通手段の確保」や「参加費用も数万単位」でかかるため「本人」以外にも「親」のセレクション参加希望も大切になってきます。
「トレセン」や「U-12日本代表」に選出されても将来安泰というわけではない。

物の調べではプロ選手になり「A代表」に選出されるのは高校世代の「U-17」の日本代表ですら10%ほどといわれています。
中学生になれば、野球・陸上・バスケなど他のスポーツから移籍してくる選手もいます、身体の成長に伴い頭角を現してくる選手もいます。
特に小学生の年代では身体が大きいというだけでかなりアドバンテージがあり、フィジカルに頼ったプレイ中心で上に上がった場合、U-12では背が小さくて大きい選手に抑え込まれていたけど、急激に身体が成長し「確実なボールコントロール」「オフザボール」「強いフィジカル」を併せ持った選手もどんどん出てきます。
最終的には「慢心」せず「謙虚」に「他人をリスペクト」し続けることができる選手が残っていくと考えられています。